プレママになったあなたへ ~産前編~
双子(三つ子)ちゃんかな?(多胎児のページ)
「え~!!!」私がその驚きの事実を知ったのは、妊娠8週目くらいの頃だったと思います。「双子ですね。」という冷静な先生の言葉に、診察台の上で叫んでしまったのを覚えています。確かに、エコーで映し出された画面には、楕円形の袋の中に寄り添うように2つの卵がありました。
最初は、自分に双子が育てられるのかとても不安でした。でも、友達の「あなたなら双子を育てられると、神様に選ばれたんだと思うよ。」という言葉で、双子を育てる覚悟ができました。(かなり単純ですが)
それからは、初めての体験が山ほど。平ら(?)だったおなかがどんどん大きくなり、最終的には腹囲1メートル、「上を向いて眠りたい!」というのが私の望みになりました。そしていよいよ出産の日。普通分娩で出産した私は、陣痛を2回経験するというめったに無い経験をしました。途中、普通分娩を選んだことをとても後悔しながらも、無事に一人づつ産声を上げてくれました。2人を両腕に抱いたときは、元気に産まれてくれたことに、ただただ感謝していました。
今では、幼稚園の年少組になった我が家のふたごたち。まだまだふたごママとして修行中の身ではありますが、これからふたごママになる方、なったばかりの方へのメッセージをちょっとだけ。
1.子どもは育児書どおりには育たない
これは、ふたごだけに言えることではないですが、特にふたごは早く産まれることが多いため、小さめだったり抵抗力が弱かったりしがち。「いずれは追いつく、丈夫になる」と気長に考えましょう。元気でニコニコしてれば、きっと大丈夫ですよ。
2.育児はみんなで
「母親なんだから」と一人で抱え込もうとしても、何せ相手は2人。「ひとりだけでは育てられない」と開き直ることも大事。時には、パパ・おじいちゃん・おばあちゃん・兄弟姉妹・ファミリーサポートと、周りの人を巻き込んで、みんなで育児ができるよう環境づくりをしておきましょう。
3.ふたごママ友達の輪を作ろう
「双子を連れての外出って大変!」「夜中の授乳は2人一緒?」「幼稚園は同じクラス?」などなど、ふたご育児特有の悩みは数知れず。それを解決するには、いろんなホームページを見るのもひとつ。でも、やっぱり実際に話し合うのが一番。ということで、私は今、「ふたりっ子くらぶ」というサークルに入っています。
山形県内の就学前の多胎児を持つお母さん達が入れるサークルで、22日が土日となる日に、山形市の「子育てランドあ~べ」で「ふたごちゃんあつまれ」という企画で集まり、多胎児特有の悩みや普通の育児の話などをしながら、気分転換を図っています。もちろんサークルに入ってない方もたくさん参加していますし、先輩双子ママとの出会いもあるかも。ぜひ一度足を運んでみて。
以上、今までふたご育児をしてきてみての感想のようなものでした。
実際には、なかなか家族の協力を得られなかったりして、悩んでいる人もいると思います。
でも、夢中でここまで来ましたが、本当にあっという間でした。我が家のふたごたちももうすぐ小学生。まだまだやんちゃで手が焼け、大変さは2倍では足りないけれど、かわいさはほんとにそれ以上。2人はとっても仲良しで、けんかもするけど、仲直りも早い。お互いを大切に思っていて、どちらかが怒られて、かばいあっている姿を見ていると、ふたごを授かってほんとに良かったと思っています。
神様を恨んでみたり、感謝してみたりと、まだまだ大忙しの毎日です。
強くたくましくずうずうしく、これからもふたごたちと一緒にがんばりましょう!
by ひでよっちのママゴン