妊娠中の生活について

プレママになったあなたへ ~産前編~

妊娠中の生活について

妊娠中の生活について

喫煙(たばこの害)

タバコを吸う女性が妊娠した場合、非常に小さく赤ちゃんが生まれたり、流産や早産が起こりやすいことは、広く知られています。これは、タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素が赤ちゃんへの血流を妨げたり、酸素不足にするために、苦しくてお腹の中にいられなくなるためです。
プレママさん自身はタバコを吸わなくても、夫や同居の家族が近くでタバコを吸うと「受動喫煙」になり同様に赤ちゃんに有害です。また、生まれてからも、家族が喫煙する環境下ではSIDS(乳幼児突然死症候群)(→SIDSについて)や呼吸器の病気にかかる危険性が高いと言われています。
きれいな空気は赤ちゃんへの贈り物です。

受動喫煙防止イエローカードの紹介(県ホームページ)

飲酒

飲酒

アルコールは種類に関わらず、赤ちゃんに影響します。
それはママの胃で吸収されたアルコールは、血流にのって身体をめぐり、分解される前に胎盤を通過してしまうからです。授乳をしていれば、母乳の中に排出されます。アルコール度数の高い低いは関係ありません。 また、お酒に強い、弱い、も無関係です。妊娠中と授乳中の飲酒はやめましょう。

車の運転

車の運転

「妊娠中はシートベルトをしなくてもよい」とお考えのプレママもいらっしゃることでしょう。
でも、シートベルトをしなければ、事故にあった時、お腹の赤ちゃんだけでなく、母体の安全も確保できなくなります。
腹部のふくらみにベルトがかからないようにし、深く腰掛け、腰骨を固定する要領でベルトを締めれば、負担の少ない装着が出来ます。お仕事や通院に車を使う場面の多い県内では、装着を心掛けたいものです。
でも、そもそも妊娠中は疲労しやすい分、注意力が散漫になりがち。産後も急激なホルモンの変化や赤ちゃんの世話でぼんやりしがち。運転は、可能なかぎりパートナーにお願いしてはいかがでしょう。

運動

妊娠中の適度な運動は、体重増加した身体を支えるために緊張しがちな筋肉をほぐしたり、血行を良くし、肥満予防やお通じを良好に保つなどさまざまなメリットがあります。
産院によっては、マタニティビクスなどの教室を設けているところもありますが、まずは歩くことから始めてみてはいかがでしょう。
気分転換が出来ればそれだけで赤ちゃんにもよい影響があるはず。

妊娠中に気になる薬との付き合い方はこちらを参考に…。
でも、主治医の先生にきちんと相談しましょうね。

妊娠と薬情報センター http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html

お仕事

就労していても、妊娠したら定期的な妊婦健診を受ける必要があります。お仕事によっては、体調や週数に合わせて勤務時間の変更や勤務の軽減などをする必要も出てくるでしょう。
また、妊産婦が医師の指導を受けたら、その指導内容を守ることが出来るよう、事業主は必要な措置を取らなければならないことになっています。母子健康手帳巻末の「母子健康管理指導事項連絡カード」は、医師の指導内容を事業主に対し的確に伝えるためのカードです。必要に応じて利用しましょう。
妊娠中のお仕事は、こま切れに休養をとる、とにかく身体を冷やさないことが重要です。

仕事も家族も大切にしたいあなたへ(PDF)
母性健康管理サイト【厚生労働省】