庄内地方・庄内弁

山形に引っ越してきたばかりなの~というママへ(庄内弁講座)

山形弁は村山地方の村山弁、最上地方の新庄弁、置賜地方の置賜弁、庄内地方の庄内弁に分けられます。
ここでは庄内弁を紹介します。

庄内太郎一家の会話(上段:庄内弁、下段:標準語)

次男

「いや~ 今日のテストわがらねぐで よいでねけ~」
(いや~ 今日のテストわからなくて 苦労したよ)

長男

「わがらねたって なんでもね~」
(わからなくても 大丈夫さ)

母親

「なんでもでねんでろ おめだ だめだんねあんが」
(大丈夫なんて お前たち ダメでしょう)

父親

「ちゃんと 勉強しねど 偉ぐならんねさげの~」
(しっかり 勉強しないと 偉くなれないよ)

長男

「偉ぐなんて なんねぐても いさげ」
(偉くなんて ならなくても いいよ)

父親

「しゃべっちょこいでねで ちゃっちゃど 勉強せ」
(ぺらぺら 言わないで 早く 勉強しなさい)

長男

「だだは いっつも やがましちゃ」
(お父さんは いつも うるさいね~)

父親

「いがの~ 言うごど聞がねど ごげっぞ」
(いいか 言うこと聞かないと 怒るぞ)

次男

「したって 今日のテストのプリント どごさ やたが わがらねもの~」
(でも 今日のテストのプリント どこに やったか わからないんだもの)

父親

「わがらねど ちゃんと さがして 勉強せ」
(わからないなんて きちんと さがして 勉強しなさい)

次男

「勉強の前さ まま かせでくれ」
(勉強の前に ご飯 食べさせて)

母親

「ほれ いっぺ け~」
(たくさん 食べなさい)

次男

「せば く~」
(はい 食べます)