イクメン応援事例 安藤 哲也 さんの場合

特定非営利活動法人 ファザーリング・ジャパン
安藤 哲也 さん

安藤 哲也 さん父親であることを楽しみ、「ワークライフ・シナジー(仕事と生活の相乗効果)」をおこそう!
仕事と人生を楽しむ姿を見せることが、子どもにとって最大の教育です。

父親であることを楽しみ、「ワークライフ・シナジー(仕事と生活の相乗効果)」をおこそう!仕事と人生を楽しむ姿を見せることが、子どもにとって最大の教育です。

安藤 哲也 さん

 10月26日、安藤哲也氏を迎えて、~仕事と生活のベストバランス~として、お話をうかがいました。
 仕事はもちろんのこと、3人のお子さんの育児にも積極的にかかわる実体験をもとにしたお話は、笑いあり、思わずこみ上げるものありの「活きた」お話でした。

時代に合った父親のあり方

 かつて高度経済成長の時代、父親は仕事をして家族を養い、母親は家事・育児を担って家庭を守るのが標準的でした。しかし、父親は父親であることを楽しんでいたのでしょうか?
 不景気が続き、少子化も進んでいます。労働力不足を補うためには女性の力が不可欠です。そこで父親は家族のために、仕事も家庭もマネージメントすることができる名マネージャーになることが求められています。

子育てパパは仕事もデキル!仕事に活きるパパ力

安藤 哲也 さん

 子育ては予測不可能な出来事の連続であり、また期間限定のプロジェクト。
 そこで、タイムマネジメント・段取り力・コミュニケーション能力・社外ネットワーキング力・多様性の理解等、仕事でも大いに活用することができる能力開発の機会です。

ワークライフバランスの浸透は世の中を変える

 安藤さんの奥様は、大手生保会社にフルタイムで勤務。3人の子どもを「妻が産んでくれた」と話される姿が印象的でした。
 命をかけて子どもを「産んでくれた」妻をリスペクトする。その姿勢こそが、「イクメン」を育てる根本ではないかと感じました。

安藤 哲也 さん

 親として、子どもたちに「良い社会」を残したい。そのためには、「イクメンが増えること」が必要とのお話。
 現在、出産・育児で仕事を辞めなかった女性たちが、復帰後に業績で会社に貢献しています。「女性分野」と呼ばれる分野が伸びていることからも、このことがうかがえます。
 女性の力を活かすためには、家事・育児に取り組む男性の力が必要なのです。

「イクメンの増加」は、子どもたちのためのみならず、「社会を変える」ポテンシャルを持っています。
 「期間限定の子育て期間」はあっという間に過ぎてゆきます。子育てを通して、自分自身も成長する。この貴重な機会を、有意義に過ごしたいですね!