イクメン応援事例 「やまがたイグメン共和国」の場合 その3

やまがたイグメン共和国
パパと子のお菓子作り教室

パパと子のお菓子作り教室イグメン共和国主催のイベント第2弾【パパと子のお菓子作り教室】、講師に乃し梅本舗佐藤屋の佐藤慎太郎氏をお迎えして、14家族40名により終始和やかな雰囲気の中開催されました。

とき  平成25年7月20日(土)午後1時30分より午後3時
ところ 山形市保健センター ヘルシークッキングルーム(霞城セントラル4階)
講師  乃し梅本舗佐藤屋 佐藤 慎太郎 氏

パパと子のお菓子作り教室
読み聞かせ

 初めに、イグメン共和国大統領五十嵐氏と実行委員の後藤氏により『ぐりとぐら』の絵本の読み聞かせがありました。パパが大好きな娘さん、離れたくない様子で抱っこしながらの読み聞かせ。「一緒に作って食べるって、楽しくて何にも代えがたいとっておきのスパイス!味も格別なものになりますよね。」という意味を含ませての読み聞かせでしたが、パパ達も子ども達も、静かに時には頷き、そしてニコニコ笑顔を見せながら聞き入っていました。

パパと子のお菓子作り教室
手を洗って準備万端!

 皆、三角巾を頭に被り、体格の良いパパは少々窮屈そうにエプロンを着けていらっしゃいましたが、とても新鮮で微笑ましく感じられました。

パパと子のお菓子作り教室
始めます!

 佐藤先生、笑顔で「今日はお父さんとお子さんが主役です!お父さんに華を持たせるために、お母さん方は駄目だしせずに褒めてあげてください!」と挨拶。
 先生は飾らない人柄で、1家族1家族に声をかけ、パパや子どものペースで進行していただき、会場の中は笑顔と笑い声でいっぱいでした。

パパと子のお菓子作り教室
近すぎて緊張するなぁ

 先生の周りには、作り方を覚えようと子ども達が近くに集まりましたが、あまりの近さに先生は「近すぎて緊張して手が震えるなぁ。」と。普段はないであろうとても近くからの真剣な眼差しにタジタジのご様子でした。

パパと子のお菓子作り教室
きのこ?!

 ほっこりとした可愛らしいピンク色のあんこを三等分(ママの分も)茶色のあんこも三等分「アンパンマンのあんこだな。」と子どもの声がどこかから。ピンク色のあんこを丸く平たくしたら、まんまるの茶色のあんこを真ん中にのせ、それをひっくり返すと「きのこだぁ!」と。一つ一つの作業に敏感に反応する子ども達。(今だからこそ見られる反応ですよね)

パパと子のお菓子作り教室
さすが!!

 茶色のあんこをピンク色のあんでくるくると包む(さすが職人のなせる技!)あっという間にピンク色のまんまるあんこが出来ました。桜や菊、他にも先生お手製の様々な木型を持ってきてくださいましたが、先生はその中から桜を選び、お店で販売している可愛い桜の煉り切り和菓子を完成!

 それぞれのテーブルに移り、パパ達は子ども達に教えながら、自らも真剣な表情で作り始めました。今までチャレンジしたことがないことをやってみるということは、子どもはもちろん、大人も興奮するものですよね。中には一生懸命に作る我が子の姿を写真に残そうと、カメラを持つパパも。(和菓子も作り、カメラで撮影、と大忙しです!)普段は中々見る事の出来ない光景です。パパ達の意外にも(?!)上手に綺麗に作り上げた和菓子を見てスタッフも驚きを隠せませんでした。パパがお料理も上手に出来ることをしり、子ども達はどう思ったでしょう。

  • パパと子のお菓子作り教室

    こんな感じかな?

  • パパと子のお菓子作り教室

    ころころ楽しいよ(^^)

  • パパと子のお菓子作り教室

    まんまるでしょ!

  • パパと子のお菓子作り教室

    木型からそ~っと出して

  • パパと子のお菓子作り教室

    一つ目の可愛い和菓子が完成です!

 二つ目はもちもちの和菓子。ぺたぺたするお餅は一発勝負です。一度ついてしまった部分は剥がれませんので、真剣さにも一層力が入ります。先生がお手本に作りあげたものはさすがの一言!「上手く出来たら、明日履歴書を持ってお店に来てください!」とジョークを交えつつ二つ目の作成に取り掛かりました。

  • パパと子のお菓子作り教室

    仕上げは、黄色のあんこで花粉をつけて

  • パパと子のお菓子作り教室

    難しいけど、楽しいね(^^)

 薄紫色のお餅の生地に粒あんをのせて。二つ目もとても可愛い薄紫色のお花ですが、丸い薄いお餅の生地を見た子ども達、今度は「ハムみた~い!」と笑顔です。パパ達は真剣な面持ちで作っています。こちらは中々に難しいようでしたが、皆可愛く完成させました。

  • パパと子のお菓子作り教室

    ハムみたいだなぁ・・・

  • パパと子のお菓子作り教室

    お箸を上手に持って

いただきますの挨拶をして、しばし美味しい和菓子に笑顔で舌鼓。


パパと子のお菓子作り教室
美味しい!大満足(^^)
パパ達にはアンケートにもご協力いただいて

《ここでご参加いただいたパパ、ママ、お子さんからいただいたコメントを少しご紹介します》

  • すてきな先生でした。父子参加型でしかも和菓子をつくる体験すばらしかったです。
  • 上手く作れませんでしたが、楽しかったです。また挑戦したい。
  • 難しかったけど、おもしろかった。
  • おもしろかったです。おいしいです。
  • 父と子どもが参加している姿を見て、楽しそうでうらやましかったです。
    意外と上手で驚きました。
  • 先生はお話も上手で、さすがの技も見せていただき楽しかったです。
  • 側に母がいるとダメですね。子も(父も)結局助けを求めるので、次回からは退散しようと思いました。明るい雰囲気でとても良かったです。うまくできなくて凹んだ子ども達の顔がまた可愛かったです。(今日の母に責任ないので(笑))
  • リラックスして参加させていただきました。味も◎大変楽しい時間が過ごせました。
  • 初めての料理を楽しむ息子と、頑張っているパパの姿がとても良かった。また参加させてほしいです。

 最後になりますが、講師の佐藤先生は「最近の子ども達は洋菓子ばかりで、和菓子を知ってもらえる機会が少ないので、こういったイベントは和菓子の普及にもつながり嬉しいです。」とおっしゃいました。
 確かに、何かイベントがあるとケーキやクッキーといったものが思い浮かびますが、せっかく日本に住んでいるのですから、優しい甘さのあんこを使った和菓子。涼しげな表情の美しい和菓子。季節によって様々な和菓子があること。その時々に合わせて、日常の生活に取り入れ、季節を感じながら食するのも素敵ですよね。ぜひ、我が子にも日本の伝統の和菓子を、目で舌で触れさせていこうとおもいました。

 皆さん、お忙しい中ご参加いただき、本当にありがとうございました。